生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 エレベーター脱出! あなたはできますか?

設定ミスで、一日遅れてしまいました。

 

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■エレベーターに閉じ込められたら、

どうしますか?

 

■もちろん、

エレベーターの地震対策、マニュアルはあります。

 

それは、

1.すべての階のボタンを押す。

2.扉が開いたら、すぐに降りる。

3.扉が開かなかったら、インターホンを押して、状況を説明し、救助を待つ。

このような流れになります。

 

■ただし、

首都直下地震南海トラフ地震が起こったとき、

とっさにすべての階のボタンを押すことができるでしょうか。

揺れている最中に、動くことができるでしょうか?

 

訓練していなければ、

たぶんできないでしょう。

 

■エレベーター管理会社では、一人の担当者が300基程度のエレベーターを管理しています。

 

これは遠隔管理ができるようになったため、一人の担当が多くのエレベーターを管理できるようになったのです。

 

ただし、

大震災が起こったとき、

こんなにたくさんのエレベーターを管理している

担当者が、すぐに駆け付けられるとは限りません。

 

それならば、

エレベーターを使っている人は、

救出訓練をしておくべきです。

 

www.youtube.com

 

■いざというときのために、

訓練をしておくことは、

とても大切なことなのです。

防災 ドコモだけで大丈夫?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

モバイルルーターを購入しました。

みなさんの中にも、

スマートフォンのほかに、

モバイルルーターを持っている人は、いるかと思います。

■最近は、格安の通信事業者がたくさん参加して、

通信料金も、かなり安くなりました。

 

■ただし、

格安の通信事業者は、

ドコモの回線を使っていることが多いです。

 

ドコモの全国の携帯網のカバー率は一番広いので、

普段使うには、これが一番です。

 

■ただ、

災害が起こった場合を考えると、

スマートフォンも、モバイルルーターも、

両方とも同じ通信会社は、避けた方がよいのです。

 

■例えば、

よく使うスマートフォンは、ドコモで

モバイルルーターauで。

 

このようにしておくと、

災害時に

基地局がダメージを受けた場合、

通信できなくなるリスクを、減らすことができます。

 

■今回、

モバイルバッテリー機能のある、モバイルルーターを買いました。

これであれば、

長時間の運用が可能ですし、いざとなったら、スマートフォン

充電することもできます。

 

■最近は、au回線を使った格安通信会社も増えています。

通信会社をひとつにするのではなく、

いくつかの通信会社にすることで、

いざというときに、

通信遮断のリスクを減らすことができるのです。

 

鳥インフルエンザ対策と防災?

みなさん、こんにちは。
防災担当の農家です。
 
■今回は、ちょっと変わった防災事業について
説明いたします。
 
みなさんは、
鳥インフルエンザ」を聞いたことがあるかと思います。
 
強い毒性を持つインフルエンザで、
人間にも感染する可能性のある、
インフルエンザです。
 
インフルエンザ対策なので、防疫対策かもしれませんが、
防災担当も駆り出されるので、防災事業の一部だと
思っております。

 
鳥インフルエンザを発症した養鶏場の
ニワトリは、すべて殺処分されます。
 
それこそ、
何万羽といるニワトリのすべてを、
手作業で、殺処分することになります。
 
相手も死にたくありませんから、
かなり暴れます。
 
■インフルエンザにかからないようにするために、
完全防備状態で、
作業を行います。
 
白い防護服を着た人が、
養鶏場に入っていく映像を
見た人がいると思います。
 
■あの防護服の中に入って作業するのは、
大変です。

完全防備で作業を行うため、
熱中症になるくらいです。
 
■もし、
鳥インフルエンザが発生したら、
その対応を頑張っている人もいると、
思ってくれれば、
ありがたいです。
 

防災 ハザードマップはどうするの?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■みなさんは、ため池と聞いて、

何を連想しますか。?

 

■水をためているもの?

池のようなもの?

沼のようなもの?

 

■ため池は、

水田で使う水を、貯めておくために作られた、

貯水池のことです。

 

ため池:農林水産省

 

東日本大震災では

asahi.com(朝日新聞社):内陸部のダムも決壊していた 福島・須賀川、7人が犠牲 - 東日本大震災

 

ため池の堤防が決壊し、

7名の住民が亡くなりました。

 

■このようなことがないように、

農林水産省は、

防災重点ため池を指定して、

耐震性に問題がないか、調査を行っています。

 

■これはとても良いことです。

ため池が作られたのは、江戸時代であることがほとんどです。

そのため、かなり老朽化しています。

 

また、農家の高齢化により、

ため池の維持管理ができていないところが増えています。

 

いざ地震が来たら、

決壊しないとも限りません。

そのために調査することが、

必要です。

 

■問題なのは、

調査した後に、

ハザードマップを公表するか、公表しないかを

「決めていない」ことです。

 

■なぜ「公表することを決めていないのか?」

 

これは、

ハザードマップを公表したことにより、

被害を受けることから、地価が下がり、

問題が発生することを恐れているからです。

 

防災担当とすれば、

ため息が出ます。 

 

防災 自分の命は自分で守る。

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■生産備蓄の考えを説明すると、

 

よいことですね。

でもそれは、「行政が行う」ことでしょ。

 

たいていこのような言葉が返ってきます。

 

 

www.risktaisaku.com

 

■防災は、

行政が行うもの。

 

避難勧告が出なかった。

だから

避難しなかった。

 

■最近の豪雨災害は、

今までの雨の降り方とは違ってきています。

それこそ、

ピンポイントで

雨が降ります。

 

市町村単位ではなく、

それこそ、

「地区」単位での、

局所的な雨が降ります。

 

■それに対して、

行政が、避難勧告を出すのは、

とても難しいのです。

 

■また、

避難勧告を出すためには、

避難所を用意しなければなりません。

 

行政側からすれば、

どうしても時間がかかるのです。

 

■もちろん、

自主避難のため、

避難所に来ることはできます。

 

■自分の身を守るため、

危険だと感じたら、

避難することです。

 

■避難勧告が出ていないから、

避難するのではなく、

ちょっと危ないと感じたら、避難することが重要なのです。

 

■防災担当の農家は、苦情を言われるのには、

慣れています。

だけど、

生きていなければ、

苦情を言うこともできないのです。

 

農業 アクアポニックスとソーラーシェアリング

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■ようやく

ソーラーシェアリング型、アクアポニックスが稼働しました。

■発電しながら、

野菜を作り、魚も育てます。

 

■中の様子です。

今回のアクアポニックスは、

塩ビ管を利用しました。

 

■防災担当の農家としては、

地震などの揺れが起こったとしても、

水が、漏れないようにするために

塩ビ管を利用しています。

 

この方式であれば、

よほどのことがない限り、

水が漏れだす危険性がありません。

 

■また、

塩ビ管の中に水が入っているので、

バケツに水を移すのも、

簡単にできます。

 

■このシステムで、約2000リットルの水を確保できます。

災害時の生活用水としては、

十分な量です。

 

■今後、

このビニールハウスには、

温度管理用のエアコンを入れる予定です。

 

ビニールハウスが小さいほうが、

エアコンの効率は、よくなります。

 

体育館のような広い場所を冷やすよりも、

小さな部屋を冷やす方が効率は良いです。

 

しかも、

太陽光パネルにより、適度に遮光があるため、

光が遮られて、

温度も上がりにくくなっています。

 

■まずは試験的に導入して、

それから、どんどん広げていく予定です。

 

農業 ソーラーシェアリング 野立て発展型

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■ソーラーシェアリングの話です。

■いろいろな形の

ソーラーシェアリングに出会うことが多くなりました。

これは、

これは、太陽光パネル4枚用の架台を利用しています。

そして、4枚用の架台に、3枚のパネルを乗せることで、

遮光率を下げることと、

コストダウンを図っています。

 

■下で作っているのは、

落花生です。

落花生を作る場合、

大きな機械は、耕起をする場合の

ラクターくらいです。

背の低いトラクターであれば、

高さ2.5mあれば、余裕で作業ができます。

 

■このソーラーシェアリングの高さは、4m近くあります。

高くなると、風の影響が強くなり、

頑丈な構造にしなければなりません。

 

作業スペースを確保するために、

太陽光パネルの高さが上がり、

風圧に対抗するために、

筋交いを入れるために、

太陽光パネルの高さが上がる。

悪循環です。

 

■この考え方は、

野立ての太陽光パネルを利用して、ソーラーシェアリングに進んだ場合に、

よく起こります。

 

■ソーラーシェアリングは、

野立ての考え方ではなく、

あくまでも違うものだと考えて、

進むようにしていかないと、

結局高いものにつくと考えております。