みなさん、こんにちは。
防災担当の農家です。
■みなさんは、ため池と聞いて、
何を連想しますか。?
■水をためているもの?
池のようなもの?
沼のようなもの?
■ため池は、
水田で使う水を、貯めておくために作られた、
貯水池のことです。
■東日本大震災では
asahi.com(朝日新聞社):内陸部のダムも決壊していた 福島・須賀川、7人が犠牲 - 東日本大震災
ため池の堤防が決壊し、
7名の住民が亡くなりました。
■このようなことがないように、
農林水産省は、
防災重点ため池を指定して、
耐震性に問題がないか、調査を行っています。
■これはとても良いことです。
ため池が作られたのは、江戸時代であることがほとんどです。
そのため、かなり老朽化しています。
また、農家の高齢化により、
ため池の維持管理ができていないところが増えています。
いざ地震が来たら、
決壊しないとも限りません。
そのために調査することが、
必要です。
■問題なのは、
調査した後に、
ハザードマップを公表するか、公表しないかを
「決めていない」ことです。
■なぜ「公表することを決めていないのか?」
これは、
ハザードマップを公表したことにより、
被害を受けることから、地価が下がり、
問題が発生することを恐れているからです。
防災担当とすれば、
ため息が出ます。