生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

走馬灯のよう思い出されるのは、なぜ?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■生命の危険を感じたときに、

時間がゆっくり過ぎるように感じた。

今までの経験が、走馬灯のよう思い出された。

 

そのような経験を聞いたことがあるとおもいます。

 

■どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

 

これは、

脳が生命の危険を感じて、

生き残るために、脳神経を総動員して、

今有効な方法を、調べているからなのです。

 

パソコンで、

ファイルを検索することと同じ作業を、

超高速で、行っているのです。

 

そのため、

時間がゆっくり感じたり、

今までの経験が思い出されたりするのです。

 

■自動車事故で、

車から投げ出されて、

助かった人が、こんな話をしました。

 

車から投げ出されて、

もう駄目だと思ったとき、

急に時間がゆっくりと流れるような感じがした。

今までの経験が、脈絡なく思い出されたんだけど、

その中に、

中学校の時に、体育の授業で習った、柔道の受け身があった。

とっさに受け身をとり、

命が助かった。

 

■人間は、命の危機を感じたとき、

生き残る方法を調べる力が、備わっています。

それは、

経験から導き出されるもの。

 

まったくやったことのないことが、

生命の危険を感じたときに、できるようになるのではないのです。

 

明日に続きます。