生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

アクアポニックス 水温と気温

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

今日は農業の話です。

 

これは、アクアポニックスの中の様子です。

ちょっと油断したら、レタスが花をつけてしまいました。

さすがに、花は開花せず、枯れてしまいました。

 

無加温のビニールハウスで、これだけの野菜が育ちます。

この場所が、温かいわけではありません。

 

成田空港のすぐ近くの場所です。

この前の、雪がところどころ残っています。

やはり、水が常に循環している環境が良いようです。

昼間の間に温まった水が、夜の気温の低下を抑えてくれるようです。

 

ただし、

加温しているわけではないので、

直接種をまいたところは、

なかなか大きくなりません。

 

苗を別の場所で作り、移植する方法でないと、

うまくいなかないようです。

 

 

笑顔で生き残る。防災マニュアル その4

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

防災マニュアルの続きです。

 

防災パンフレットには、基本的に必要最小限のことしか書いてありません。

 

避難する人は、千差万別、いろいろな事情を抱えています。

 

小さな子供がいる人もいれば、高齢者のいる家もいます。

全く同じ家族構成、なんているはずがないのです。

 

「すべてを完備をした、分かりやすいマニュアル」

なんてできるはずがないのです。

避難方法は、いろいろあります。

実際に、避難経路を歩いて、試してみるしかないのです。

 

避難場所まで、

自分が歩いて何分かかる。

 

このルートはブロック塀があって危険。

 

ここは、古い家が多いから、地震の時には

通れなくなる可能性が高いとか、

 

そのようなことは、自分で体験してみないとわからないのです。

 

面倒でしょうか?

 

避難経路の確認は、30分くらいでしょう。

歩くのは面倒でしょうか

 

だけど、それをやることで、

自分の一番大事な、命を守ることができるのです。

 

どんなことでも、死んでしまえば、おしまいです。

生き残るために、30分の時間を使うことは、

面倒なことでしょうか?

 

笑顔で生き残る。 防災マニュアルについて その3

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

皆さんは、市区町村から渡される、防災パンフレット、

じっくり読んだことがありますか?

 

いろいろなことが、コンパクトに、分かりやすく、

書かれています。

 

防災担当者が、地域の特性を考えながら、

記載したものです。

 

いざというときには、防災パンフレットは

「読めません(いざというときは、すぐに逃げてください)」

ですから、事前に読んで、記憶しておいてください。

 

大川小学校の事例にしても、

問題になったのは、

すぐに逃げなかったこと。

 

なぜ逃げなかったのか。

 

たぶん、

この場所が、避難場所だったからです。

 

マニュアルに避難場所と書いてあった。

避難場所だから、安全だ。

 

現場担当者だったら、そう思います。

 

また、マニュアルに書いてあること以外のことをして

怪我を負わせたら、

現場担当者は責任を追及されます。

 

それならば、自分で考えずに、マニュアルに

したがっている方がいい。

 

そう考えます。

 

明日に続きます。

防災マニュアルについて その2

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

地域の人と話をしていると、

災害対応は、行政がやるもの。

 

「すべてを完備をした、分かりやすいマニュアルを、すぐに作れ」

声の大きい人がいます。

 

自分たちは、

「はい、わかりました」

となります。

 

だけど、防災部門は激務ですから、

マニュアルを作る時間がありません。

 

仕方がないので、

予算を取って、マニュアル作成を依頼します。

 

防災マニュアルを作るコンサルタントがあります。

 

いろいろな地域の防災マニュアルを作っていますから、

「すべてを完備した、とても分かりやすく、きれいなマニュアルができます」

 

ただし、すべてを完備した、とても分かりやすい、きれいなマニュアルは、

実際には使えません。

 

マニュアルを作る時、コンサルタントは図面上で作ります。

数字データーは、公表されている数字を使います。

 

そこに問題が起こります。

避難経路とされた道路を歩いてみると、

「道幅が狭く」危険。

 

書類上、この地域に住民は500人いるけど、

実際に住んでいる人は、300人ちょっと。

 

歩いてみたり、

住んでいる人に話を聞けば、分かることですが、

コンサルタントはそこまでやりません。

 

いろいろなところから、マニュアル作成を依頼されていて、

コンサルタントは、忙しいのです。

 

明日に続きます。

 

防災マニュアルについて その1

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

東日本大震災で、大勢の生徒が亡くなった、宮城県石巻市大川小学校の裁判が行われています。

現在争点になっているのが、事前準備です。

「初めから、実行する気のないマニュアルを、市教委に提出するだけの目的で作成していた」

防災担当者からすれば、とてもきつい言葉です。

 

■自分も、防災マニュアル作成に、携わったことがあります。

担当者は、その地域、地区にあったマニュアルを作りたいと考えています。

 

 

問題なのは、防災の仕事が激務であること。

 

365日、24時間、災害があれば呼び出されます。

そして呼び出された後は、24時間勤務なんてことがあります。

 

もちろん現場優先ですから、書類仕事は後回しです。

 

マニュアルは作らなくちゃいけない。

だけど、時間はない。

 

そして、

4月になると、担当者が異動になったりします。

そうなると、計画の練り直しです。

 

なかなか大変なのです。

明日に続きます。

 

 

防災観光ふろしきって、なに?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

東京23区で、最も災害被害を受けやすい墨田区での

取り組みです。

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ふろしきに、

「観光案内地図」と「防災マップ」を

印刷して、観光と防災に取り組んでいます。

 

墨田区北部エリア(旧向島区)は、

東京23区で一番壊れやすいエリアであるとされています。

それは、昔からの街並みが残り、木造家屋が密集しているエリアだからです。

東京でも、なかなか耐震補強の進まないエリアでもあります。

 

■ふろしき

ふろしきは、一枚の布ですから、

応用範囲が広いです。

 

物を包んだり、物を運んだり、

いろいろなことができます。

 

また、小さく折りたたんでしまえば、

カバンの中にも入ります。

 

■防災地図

多くの地域で、紙に印刷された防災地図の取り組みが、行われています。

ただ、防災地図を持ち歩く人は、ほとんどいません。

「ふろしき」のように持ち歩けるものに、

が必要だと考えます。 

 

 

 

災害、情報入手そのために!! その4

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

昨日までは、

モバイルバッテリーのことでしたが、

今日はスマホ、本体のことです。

 

■バッテリーの寿命

スマホのバッテリーの寿命はどのくらいでしょうか。

スマホで使われている

リチウムイオンバッテリーは、充電することで劣化します。

 

300回の充電で劣化をはじめ、

500回の充電で、電池容量が50%~30%になります。

 

■毎日充電していれば、

1年で劣化をはじめ、

2年程度で、寿命になります。

 

自分が使っているスマホは、使い始めてから

1年半です。

朝起きると、バッテリーが減っています。

 

そろそろ買い替え時期です。

 

■毎日充電しない……わけにもいかない。

 

自分は、

いざというときのために、

電池は満充電にしておきます。

 

バッテリーにはよくないですが、

これは仕方ないです。

 

皆さんは、満充電ですか?