生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

笑顔で生き残る。防災マニュアル その4

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

防災マニュアルの続きです。

 

防災パンフレットには、基本的に必要最小限のことしか書いてありません。

 

避難する人は、千差万別、いろいろな事情を抱えています。

 

小さな子供がいる人もいれば、高齢者のいる家もいます。

全く同じ家族構成、なんているはずがないのです。

 

「すべてを完備をした、分かりやすいマニュアル」

なんてできるはずがないのです。

避難方法は、いろいろあります。

実際に、避難経路を歩いて、試してみるしかないのです。

 

避難場所まで、

自分が歩いて何分かかる。

 

このルートはブロック塀があって危険。

 

ここは、古い家が多いから、地震の時には

通れなくなる可能性が高いとか、

 

そのようなことは、自分で体験してみないとわからないのです。

 

面倒でしょうか?

 

避難経路の確認は、30分くらいでしょう。

歩くのは面倒でしょうか

 

だけど、それをやることで、

自分の一番大事な、命を守ることができるのです。

 

どんなことでも、死んでしまえば、おしまいです。

生き残るために、30分の時間を使うことは、

面倒なことでしょうか?