生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 熊本地震 死因

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

熊本地震の死因

熊本地震でも、多くの人が、地震の直接的な影響で、亡くなっています。

内訳を説明します。

死者50名

橋が落ちて、転落死。1名

火事 焼死 1名

家がつぶれて、圧死 48名(旧建築基準)

 

■圧死のほとんどは、旧建築基準法で建てられた家でした。

新しい建築基準法では、死者はいませんでした。

大きく壊れた家もあるでしょうが、クチャっとつぶれて、死者が出た家はありませんでした。

 

■まだまだ、旧建築基準法で建てられた家が多く残っています。

政府は耐震診断などに補助金を出しているし、耐震補強工事にもお金を出しているようですが、なかなか進んでいません。

 

■実家も、旧耐震基準で建てられた家です。

地震が来たら、壊れてしまうだろうなあと、考えています。

耐震補強工事をしたらと話しても、面倒だからやりたくないと言います。

 

■80歳の父と74歳の母です。

このままでいたい、新しいものは欲しくない。

地震が来たら、その時はその時。

もう十分生きたから、

そう言われると困ってしまいます。

 

■準備しておけば、避けられるものです。

いつ来るかわからないのではなく、来るのは間違いない地震なのです。

対策がなかなか進まず、歯がゆい思いをしております。