生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

生産備蓄 1号基 生育状況

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■ようやく暖かくなってきました。

生産備蓄1号基も、だいぶにぎやかになってきました。

裏の桜も満開です。

 

 

■現在野菜ベットの上にあるのは、

サニーレタスです。

現在、移植1週間目で、だいぶ大きくなってきました。

 

■アクアポニックスの生育は、

普通の水耕栽培と違い、

魚の元気によって変わってきます。

 

■冬場はどうしても、

魚が活動しないので、

野菜の成長もゆっくりとなります。

 

■水槽の中にいるホンモロコは、

これから産卵の時期を迎えます。

それに備えて、たくさん餌を食べています。

餌を与えると、上に飛び上がって、

モリモリ食べます。

 

■アクアポニックスは、

地球の循環を再現したシステムなので、

育成に波ができるのは、

当然です。

 

■その分、

出来上がったときの、

野菜の味は格別です。

 

今ある環境の中で、

しっかりと根を張り、

微生物が分解した栄養素を取り入れて、

育った野菜です。

 

■これから、出来上がった野菜は、

徐々に皆さんの食卓に並んでいくことになります。

もうすこし、お待ちください。

 

 

ソーラーシェアリングビニールハウス

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■ソーラーシェアリングのビニールハウスを

見学に行ってきました。

長さ30m 幅16m 高さ6mです。

 

水耕栽培は、

角型の雨どいを利用しています。

既存の部材を使い、コスト的に優れていると思います。

中は、砂利が敷いてあり、

水が抜けるようになっています。

 

■天井が高いので、

開放感があります。

 

太陽光パネルの遮光率は90%で、

中では、

LED電球を使って、

野菜を栽培するそうです。

 

■どちらかというと、

ビニールハウスというよりは、

新しく倉庫を作って、その場所で

野菜を作るイメージです。

 

■この場所は、

農地であるのか、違うのか。

そのあたりがよくわかりませんでした。

少なくとも、農地の場合は、

砂利を入れたら問題になってしまうので、

もしかしたら違うのかもしれません。

 

■どちらにしろ、新しいタイプの

農場ができています。

 

 

 

防災 防災用品 ホイッスル(その2)

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

今日は、ホイッスルの続きです。

 

■ホイッスルが、

地震で有効なのか、

検証した人は誰もいません。

 

東日本大震災熊本地震においても、

ホイッスルの音を頼りに、被災者を救出した。

そのような報告は、聞いたことがありません。

 

■防災情報の中には、

夜、

「寝るときも、ホイッスルを首から下げて」

そのような記述をしているものもあります。

 

しかし、

毎日毎日、24時間、

ホイッスルを首から下げて、

いられるでしょうか?

 

まず、無理ではないでしょうか?

 

■そうなると、

夜寝るときに、

枕元に、防災用品を準備して、

その人が、

地震の揺れで閉じ込められた。

 

そのような場合しか利用価値がないように、

考えられます。

 

■だけど、

そのように防災意識の高い人は、

家具の耐震対策は済ませているし、

家の耐震補強まで行っている場合が

ほとんどです。

 

■そうなると、

ホイッスルが活躍する場所が

どんどん小さくなります。

 

ホイッスルは、あれば有効かも?

そのくらいの認識です。

 

 

防災 防災用品 ホイッスル

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■みなさんは、非常用の防災用品を持ち歩いていますか?

 

■最近の防災用品は、コンパクト軽量になっていて、

通勤時のカバンの中に入れておいても、

気になりません。

 

■今回は、

通勤、通学カバンに入れておいても、

場所をとらないものを

紹介していきます。

 

■ホイッスル

最近、防災用品の中に

ホイッスルを入れる場合が多くなりました。

 

地震災害で閉じ込められたときに、

利用するとか、

そのような利用方法が考えられています。

 

■非常に有効に思われますが、

実際、

ホイッスルを吹いてみると、

それなりの肺活量が必要です。

 

災害が起きて、見つけてもらうまで、鳴らしづづけるのは、

とても難しいです。

 

■災害が起きて、

家具が倒れて、助けを呼ぶような場合、

近所の人が救助してくれるまで

はやくて、3時間。

自衛隊が来てくれるまで3日間。

 

吹き続けるなんて、とても不可能です。

 

明日に続きます。

 

防災と農福連携?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

今回、農林水産省の農福連携対策にに応募しました。

平成30年度農山漁村振興交付金(農福連携対策(普及啓発等推進対策事業を除く。))の公募について:農林水産省

 

■生産備蓄の考え方は、

農福連携ではなく、

防農福連携事業です。

 

■防災と農福連携

まったく違うもののように思えます。

 

■大災害が起きたとき、

自宅に住みづづけられて、

自給自足ができれば、

避難する必要はありません。

過酷な避難所生活を送る必要はありません。

 

■自給自足は、食物を作り、水を確保できる農家でしかできません。

東日本大震災でも、熊本地震でも

結局、

被害から、いち早く立ち直って、

復旧を始めたのは、農家なのです。

 

■防災と農業は相性が良いのです。

 

防災の日常業務は、あまりありません。

もちろん将来的な対策を行ったり、

「未来」の仕事はたくさんあります。

 

■でも、

「今現在」の仕事はあまりありません。

それこそ、災害が起こらない限り、暇なのです。

その日常業務を、障碍者にやってもらえれば、

防災担当者は、未来の仕事をすることができるのです。

 

■そのための手始めとして、

今回の公募に応募しました。

 

防災 ブロック塀対策(その3)

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■ブロック塀の近くにいるときに

地震が起きたらどうするのか。

 

■走って逃げれば、逃げられるでしょうか?

逃げられません。

強い地震が来た時は、

そもそも立っていられません。

走るなんて不可能です。

 

■ブロック塀は、軽いと聞いたけど

ブロックの一つの重さが、10kgです。

これが、7段くらい積んであります。

おおよそ

ブロック塀1mで、約200キロにもなります。

 

それが、地震の揺れで立っていられない人の上に

倒れこんできて、

無事でいられるでしょうか。

 

■結局

ブロック塀には近づかないことが

一番です。

 

■特に、

小さな子供たちの通学路に

ブロック塀があってはなりません。

通学路を変えるか、

あるいは、

ブロック塀を生け垣にするか、

そのような対策が必要になります。

 

いまだに、ブロック塀の近くで、

地震が起きたら、素早く逃げる

そんなことを書いている防災本がありますが、

それは間違いです。

 

■ブロック塀には近づかない。

あるいは、

生け垣に変えてもらう。

これが正解です。

防災 ブロック塀対策(その2)

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■危ないブロック塀の見分け方です。 

あぶないブロック塀とは | ブロック塀大事典

 

■みなさんも、見ておいてください。

こんなのあるの!!

うちの近くのブロック塀がちょっと危ないかも

そう考えてもらえば、幸いです。

 

■それを踏まえて、

ブロック塀ウオッチャーをしてみました。

 

都道府県道(一応 幹線道路です)を走りました。

今回は、自動車の助手席に乗って、調べてみます。

 

■運転しているときは、気が付きませんでしたが、

助手席に乗って、

改めて調べなおしてみると、

ブロック塀がたくさんある。

 

■この道路は、災害時の物資搬送道路に指定されています。

そのような道路のわきに、ブロック塀が

たくさん並んでいます。

これが地震で、倒れてきたら、

物資輸送の障害になります。

 

■特に、

気になったのが、空き家のブロック塀です。

今にも崩れ落ちそうですが、

持ち主に連絡するのが、

一苦労なのです。

 

■それでも、

「やっておけば、よかった」

ではなく

「やっておいてよかった」で、

頑張ります。