生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

災害対応カードゲーム あなたはどう考えますか?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

昨日は、災害対応カードゲームについて、話をしました。

本日はその続きです。 

seisanbichiku.hatenadiary.jp

 

■あなたが自宅にいるときに、大津波警報が発令されました。

10mの津波が予想されています。

あなたのいる場所の津波到達時間は10分です。

あなたの自宅の2軒先に、

足の不自由なお年寄りがいます。

お年寄りを連れて逃げますか?

 

■みなさんは、どちらを選んだでしょうか?

 

困っている人を助けるのは当然だろう。

そう考える人が多いと思います。

 

■この時、

私の答えは、

「すぐに逃げる」でした。

 

そして、

そのほかのメンバーは、

「お年寄りを連れて逃げる」でした。

 

■このゲームをやっていると、

大多数の意見に対して、

たった一つの反対意見が出ることがあります。

 

日本人は、大多数の意見に、

従うことが多いです。

 

■しかし、

少数の意見をちゃんと聞いて、

そのことを議論することも大切です。

 

このゲームは、

災害対応だけでなく、そのことも考えさせてくれます。

 

明日に続きます。

災害対応カードゲーム クロスロードって?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

みなさんは、カードゲーム教材の、

クロスロードをご存知でしょうか?

 

災害対応カードゲーム教材「クロスロード」(減災への取組) : 防災情報のページ - 内閣府

 

■これは、5から7人のグループを作り、

災害時に発生した問題点が書かれたカードを

配ります。

そして、その問題点について、

YesかNoで意思表明をして、行くゲームです。

 

■実際に私が行ったゲームの問題です。

 

あなたが自宅にいるときに、大津波警報が発令されました。

10mの津波が予想されています。

あなたのいる場所の津波到達時間は10分です。

あなたの自宅の2軒先に、

足の不自由なお年寄りがいます。

お年寄りを連れて逃げますか?

 

■みなさんは、

どのように考えますか?

Yes

お年寄りを連れて逃げます。

No

すぐに、逃げる。

 

ちょっと考えてみてください。

 

■私の考えと、

討論した内容は、

明日発表します。

 

 

 

 

 

 

避難所に防犯対策ポスターを!!

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■福岡市から、避難生活ハンドブックが

発表されました。

 

熊本地震の実例を数多く掲示し、

実践的な避難生活のためのマニュアルです。

 

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http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/62974/1/hinanseikatsuhandbook.pdf

 

■その中で、

効果があったものとして、

防犯ポスターの掲示があります。

 

■これは、

学校関係者や避難所運営する人が、覚えていてほしいことなのですが、

災害が発生すると、

被災地に、犯罪者が集まってきます。

 

■当然、

犯罪者は、避難所にも入ってきます。

 

残念ながら、

犯罪者をすべて排除することはできません。

 

■しかし、

避難者に対して、犯罪に合わないために、

注意してほしい。

 

あるいは、

私たちは、犯罪者に対して警戒している。

そのことをアピールすることは、できます。

 

■ですので、

防犯対策のポスターは、

必ず、

掲示してもらいたいのです。

 

 

 

 

消える給油所…その対策。

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

 給油所は、どんどん減っています。

seisanbichiku.hatenadiary.jp

 

■その対策に、乗り出したところがあります。 

www.jiji.com

 

■給油所が防災・見守りの拠点として、使われることが

始まっています。

 

■地方に行くと、

車がなければ、生活できません。

ですので、給油所は絶対に必要です。

だけど、給油所はどんどん減っています。

 

■その対策として、

給油所に防災・見守り拠点として使う試みが始まっています。

都市部では、駅に行政機関の出張所がありますが、

その地方版です。

 

■今回の試みでは、

災害用の備蓄物資の保管も行われてい様で、

防災拠点の一つになっています。

 

■このような形で、

給油所が、

防災の拠点になることは、

必要であると考えます。

 

 

 

 

VR防災体験車とは

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

VR技術を使った、防災体験車が公開されました。

news.tbs.co.jp

 

■体験したくなりました。

上下に動きながら、360度、映像が動くのです。

地震のみならず、

風水害、

火災についても

体験できます。

そして

熱やにおいも感じることができます。

 

■とても素晴らしい体験車だと、考えます。

ただ、2つほど残念なことがあります。

一つは価格。

二つ目は地震体験車であることです。

 

■一つ目 

東京都は、

この地震体験車を作るのに、1億3000万円の予算を計上しました。

高額です。

ほかの自治体では、購入することは難しいでしょう。

 

今ある地震体験車に、VR技術を取り入れて、

安価なVR地震体験車を作ってほしいのです。

災害は、東京だけで起こるわけではありません。

日本全国で発生します。

 

■二つ目

地震体験車はイベントでよくつかわれます。

多くの人に地震の怖さを知ってもらうの良いのですが、

どうしても、一過性のイベントになりがちです。

 

できるのであれば、

東日本大震災語り部の話を聞いてから、

地震体験を行うほうが、

効果的だと考えています。

 

 

 

災害時、公衆電話は、無料です。

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

 昨日から、公衆電話の話をしております。

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■災害時に役立つ公衆電話ですが、

地震などの災害が発生した時、

その災害が発生した場所にある、公衆電話は、

無料になります。

あくまでも、災害が発生した場所にある公衆電話です。

日本全国の公衆電話が無料になるわけではありません。

 

■私も、

東日本大震災が、発生した時、

公衆電話を使いました。

10円を入れて、電話をして、受話器を戻すと、

10円が返ってきました。

 

■これは、

阪神大震災のとき、

公衆電話の集金箱がいっぱいになり、

電話が掛けられなくなったことから、

行われるようになりました。

 

■大震災の時に、

公衆電話の集金箱から、

お金を集めるなんて、できないですからね。

 

■ただし、

注意してほしい点は、

受話器をとっただけでは、

通話はできないことです。

 

受話器をとって、

お金を入れて、

初めて通話ができます。

 

■その後、

受話器を戻すと、

お金が戻ってきます。

 

■災害時には、

小銭も必要です。

ぜひ財布に、硬貨を入れておきましょう。

 

 

公衆電話を使うことはありますか?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

みなさん、最近、公衆電話を使ったことがありますか?

 

■大地震などの災害が起こったとき、

携帯電話や固定電話は、輻輳により、かからなくなります。

そんな時に、

役立つのが、公衆電話です。

 

■公衆電話は、災害時優先電話となっていて、

災害が起こっても、優先的につながるようになっています。

 

■しかし、

携帯電話が普及して、公衆電話はどんどん減ってきています。

いざというときのために、

どこに公衆電話があるか、

確認しておきましょう。

■関東は、たくさんあるように見えますが、探さないと見つかりません。

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公衆電話の密度が高い、東京でもこのくらいです。

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■以前は、どこにでもあった公衆電話ですが、

最近は、ほとんど見かけなくなりました。

いま、設置されているのは

公共施設や、コンビニです。

 

■また、

若い年代は、

公衆電話のかけ方を知りません。

また、

自宅に、携帯電話だけしかない

家庭も増えています。

 

■いざというときのために、

公衆電話の使い方を、

習っておく必要があります。