生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 防災訓練 障がいを持つ人

みなさんこんにちは。

防災担当の農家です。

 

■私は、防農福連携(防災と農業と福祉の連携)を主眼にやっています。

ですから、障がいを持つ人が、防災訓練に参加してくれるのは、大歓迎なのです。

 

だけど、障がいを持つ人を、

実際に防災訓練に参加してもらおうとすると、

なかなか大変なのです。

 

■それは、訓練中に事故があっていはいけない

との考えがあるからです。

 

■訓練で事故があるようなことは、

実際の災害が発生したときにも起こるわけで、

事故の対策ができるのであれば、

仮に何らかのトラブルが起こっても、

次につなげることができるて、

とても有意義なこと!

 

■残念ながら、そのようの考え得てくれる人は稀です。

ですから、

絶対に事故が発生しないように、

準備万端整えて訓練をします。

 

■これでは、

本当に災害が起きたときに役に立つのか

そう考えますが、

今の防災訓練は、そのような形で終わってしまうので、ほとんどです。

 

■とても、残念なことであると考えています。

防災 田んぼダム

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

田んぼダムが話題になっております。

2018年は、災害の多い年でした。

地球温暖化の影響もあり、台風の発生がとても多く、

多くの洪水被害が発生しました。

www.minyu-net.com

suigenren.jp

■田んぼの貯水能力の有用性については、

昔からいろいろなところで言われています。

 

■防災担当の農家としては、

田んぼが、防災に結びついてくれれば、とてもうれしい話です。

 

■ただ、現実的には、なかなかそううまくはいきません。

 

■なぜなら、

農家からすれば、田んぼは稲を作るところであり、

水を貯めることが目的ではないからです。

 

■ですから、

わざわざ手間をかけて、田んぼに水を貯めておくメリットがありません。

 

実際に作業をする農家からすると、

田んぼダムなんてものは、机上の空論で、

自分には何のメリットもない。

そう考える農家がほとんどなのです。

 

■ですので、昔から田んぼダムは、

出ては消え、出ては消えを繰り返しているのです。

 

■ただ、田んぼの貯水が有効であるのは、

間違いないので、その運用を考えていくべきであると

考えております。

 

防災 防災グッズの福袋と衣替え

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

www.hokkaido-np.co.jp

 

■北海道では、防災グッズを詰め込んだ福袋が発売されました。

非常用持ち出し袋とはちょっと違い、

避難用のテントが入っているのが特徴です。

防災用品が福袋でよいのか、との意見はあるかもしれませんが、

防災用品に関心を持ってもらえることはよいことです。

 

■確かに北海道の冬の寒さは厳しく、

防災用の毛布では、寒さに耐えられないこともあるでしょう。

そのようなことも考えれば、

その地域地域に必要な防災用品を、集めて売り出すのは、

とても合理的な考え方です。

 

■寒い地方は、寒さ対策。

暑い地方は暑さ対策が必要になります。

 

■防災の関係の行事が多く行われるのは、

9月と3月です。

 

9月の防災の日では、寒さ対策の防災グッズ。

3月の防災の日では、暑さ対策の防災グッズを

衣替えのように、中のものを入れ替えておくことが

よいです。

 

■備蓄食料も、半年ごとに交換していくようにしていけば、

賞味期限が切れることはありません。

 

ぜひ、防災用品の衣替えも考えてください。

 

 

防災 シェアリングエコノミー

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。しばらく更新を休んでおりましたが、復活しました。

 

■防災に関してもいろいろなサービスが、提供されています。

シェアリングエコノミーとして、自分の持っている経験を

有効利用していこう。

そのような試みが増えています。

 

■このような形で、防災訓練のアイデアを提供するサービスが出てきています。

このくらいの金額であれば、いろいろなところが利用できるのではないでしょうか。 

coconala.com

 

■自分も、防災訓練で、コンサルタント会社を利用したことがあります。

コンサルタント会社を利用すると、べらぼうな費用が必要になります。

このようなシェアリングエコノミーとは、桁がいくつも違う金額になります。

 

■それでいて、訓練の内容は似たり寄ったりで、何年か続けていると、また同じ内容であると、苦情を言われます。

 

■安い金額であれば、自治会とか管理組合とかでも、気軽に頼めるのではないかと思います。

このような形で、防災訓練が広がってもらえれば、いざというときに役に立つと考えております。

防災 台風直前対策

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

台風24号がやってきます。

みなさん、暴風対策はできていますか。

 

■今回は、マンションなどの暴風対策について、

説明します。

 

一戸建てには、雨戸がついているところがほとんどです。

 

ただし、マンションのベランダの窓には、

雨戸はついていないところが、ほとんどです。

 

■サッシは、厚みのあるガラスで作られていますので、

通常の暴風で、割れることはありません。

 

■ただし、

そこに、風で吹き飛ばされたもの(看板、瓦など)が

当たると、

簡単に割れてしまいます。

 

■また、

マンションの高層階になると、

風が強く、

遮るものがないので、

風圧だけで割れてしまうことがあります。

 

特に今年は、

台風がたくさん上陸したので、

たくさんの被害が出ました。

 

■そこで、

役に立つのが、

養生テープです。

 

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ホームセンターなどで、

一巻500円以下で売っています。

 

■これを、

窓ガラスに、×印に貼っておくと、

ガラスの割れに効果があります。

 

■簡単に貼れますし、

はがすときも簡単です。

 

引っ越しなどで使うクラフトテープやガムテープだと、

なかなかはがれずに、

ガラスに残ってしまいますが、

養生テープだと、そのようなことはありません。

 

台風が来る直前でも、

対応できますので、

やってみてください。

防災 災害時 応急危険度判定について

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■応急危険度判定が完了した場合は、以下のステッカーを張ります。

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応急危険度判定は、

総合的に見て判断します。

 

■例えば、

地震被害で、

ブロック塀が傾いていて危険。

2階のエアコンの室外機が、壁から落ちかけていて危険。

隣の家が倒壊して、倒れ掛かって危険。

雪が降ったら、倒壊するの危険

などなど。

 

その住宅とは直接関係ない危険から、

危険度を判定している場合があります。

 

■そのため、

”注記”と書かれている部分に注目してください。

ここに、注意すべき、具体的な内容が

書かれています。

 

特に、

間接的な理由で、危険と判断された場合は、

その危険個所を取り除けば、

その家を利用することが可能です。

 

例えば、

エアコンの室外機の落下の危険性があるなら、

その室外機を外してしまうなどです。

 

■総合的な理由から、

応急危険度判定は行われます。

ですので、

危険の判定がなされたから、

もう「その家は使えない」わけではないのです。

 

 

 

 

防災 被災者生活再建ノート

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■今年は災害が多く発生しています。

災害に合わないことが一番ですが、

日本に住んでいる以上、

そんなことは言っていられません。

 

■私たちにできることは、

予防と対策しかありません。

 

■今回は、

対策について、考えます。

 

日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:被災者生活再建ノートを作成しました。

 

■日本弁護士連合会が、被災者生活再建ノートを作成しております。

これは、災害で被災を受けた人が、

どのように援助を受ければよいのか、

その方法を具体的に書いたものです。

 

■実際に災害を受けると、

今まで、

まったく経験したことのないような

書類を作っていかなければなりません。

 

■また、

法律により、対処しなければならない

事案も発生します。

 

そのようなときに

必要な事柄を分かりやすく書いたものが、

この被災者生活再建ノートです。

 

■災害が起こって、

落ち着いてきたら(たぶん3日後くらいになったら)

このような冊子があることを、

思い出して、有効利用してください。