生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

農業 ソーラーシェアリング 大豆

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■ソーラーシェアリングの下の大豆が、

だいぶ大きくなりました。

大豆はソーラーシェアリングと相性が良いようで、

かなり立派に育っています。

■今年は梅雨が短く、

本当に雨が少ない状況でした。

発芽率が悪く、かなり苦労しました。

 

■大豆の最適な発芽温度は、

34度から36度くらいです。

 

ただし、

42度から46度でも、なんとか発芽します。

 

夏場の直射日光が照りつけている地面は、50度になるので、

大豆には過酷な気温です。

■それにもまして、

大豆の発芽に必要なのは、

水分量です。

 

大豆の種は、十分に吸水しないと、

発芽しません。

ですから、

雨が降らないと、発芽してくれないのです。

 

■今年は、

梅雨が極端に短く、

雨が少なくなりました。

 

■それに猛暑が追い打ちをかけています。

水分不足と、

猛暑で、土中の水分がどんどん逃げて行ってしまいます。

 

■そんな時に、ソーラーシェアリングは役に立ってくれます。

直射日光を遮ってくれて、

土が乾燥するのを防いでくれるのです。

 

■みなさんは

葉っぱに朝露がついているのを、

見たことがあるでしょうか?

 

あれと同じことが、

ソーラーシェアリングでは起こるのです。

 

■畑の上にある太陽光パネルに、朝露がついて、

明け方になると、ぽたりぽたりと

大豆の上に落ちるのです。

 

これが、

ちょうどよい湿り気を

与えてくれるのです。