生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 場所を伝えるために

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■今回は、ちょっとマニアックな話になります。

 

災害に遭遇して、助けを呼ぶ場合、

全く知らない場所であれば、どうすればいいでしょうか。

 

110番、119番がつながるのであれば、

とても簡単です。

 

■110番、119番のオペレーターは、場所特定のプロです。

固定電話であれば、その場所をすぐに特定できるシステムを持っていますし、

携帯電話であっても、その場所をおおよそ特定できます。

 

また、電力会社やNTTと協力して、

電柱番号(電柱に書かれている番号)を教えてもらうことで、

その場所を特定することができます。

 

■災害にあって、

救助を求めるときに、110番や119番につながらず、

自分のいる場所がわからないときは、本当に困ります。

 

災害対策本部に電話がかかってきて、

救助を求められたのだけど、

地図アプリを使っても、住所がわからないことがありました。

 

これは、地図アプリの住所は、

人が住んでいるところしか載っていないので、

住んでいないところは、

登録されていないのです。

 

■そんな時は、

スマホの地図アプリの緯度経度を

相手に伝えればいいのです。

 

緯度経度を正確に伝えることができれば、

場所を特定することができます。

 

■住所で場所を検索することができなくても、

緯度経度であれば、その点は

地球上で1点しかないのです。

 

もし、住所を言って、

相手が場所がわからないようなら、

緯度経度を言ってみてください。

 

そこまで言ってくれれば、

何とかします。