生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

水害 避難するときはスニーカー? 長靴?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■みなさんは、

水害にあったとき、

どのようにして避難しようと考えていますか?

 

■洪水で道路が水浸し。

その中を避難しなければならない時、

長靴で避難するのか。

それとも、スニーカーで避難するのか。

 

■専門家の中には、

長靴だと、

水位が高く、長靴の中に水が入ってきたとき、

歩けなくなってしまうから、

スニーカーで避難しなさいと指導する人がいます。

 

■ただ、実際に

スニーカーで水の中を歩くと、

スニーカーの中に水が入り、歩きにくく、

滑って、踏ん張りがききません。

 

■ましてや、

泥が流れてきているような状態だと、

スニーカーは泥から抜けにくく、脱げてしまいます。

 

■そんな時に役立つのか

田植え用の長靴です。

 

特に、

「指付き」の長靴。

 

これは、地下足袋のように、

つま先が二つに割れていて、

泥から抜けやすく

滑りにくく

泥の中を歩きやすくなっています。

 

■洪水が起こったとき、

いろいろなものが流れてきます。

それこそ、病気の原因になるようなものも、

たくさん流れてきます。

 

そのような中を、

スニーカーで歩くことは、

お勧めできません。

 

■また、

長靴の中に水が入るような水深は、

膝から上くらいです。

 

この水深だと、

水流が強く、転んで

流される可能性があります。

 

そのため

膝上以上に水深がある場合は、

避難してはいけません。

 

二階に避難するなどして、救助を待ってください。