生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 南海トラフ地震 1410兆円の被害

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

土木学会が、南海トラフ地震が発生した時の被害想定を発表しました。

それによると、

南海トラフ地震後、

20年間における経済的被害を合計すると、

1410兆円になると試算しています。

レジリエンス委員会報告書「『国難』をもたらす巨大災害対策についての技術検討報告書」を公表しました | 土木学会 会長特別委員会

 

■1410兆円なんて、

あまりに金額が大きすぎて、

ピンときません。

内閣府では、地震による直接被害で140兆円と試算しています。

しかし、これは直接被害だけであり、

地震による間接的な経済被害を盛り込んでおりません。

 

■実際、

津波被害を受けた岩手、宮城、福島の沿岸部は、

7年が経過した今でも、経済的に苦しい状況が続いています。

 

南海トラフ地震が発生した場合は、

日本のモノづくりの工場が集中しているエリアが

大きな被害を受ける可能性があります。

 

■そのことを考えると、

この被害想定もあながち、

誇大であるとは思えません。

 

■土木学会は、

耐震、対津波対策をしていれば、

被害を1/3から2/3程度に減らすことができると

しています。

 

■その対策には、堤防などの整備をするほかに、

教育も必要であると記載しています。

 

私は、大きな防災施設を作ることはできませんが、

生産備蓄の活動を通じて、

少しでも災害の被害を減らす活動をしていきます。