生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

ハザードマップの意義

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

東日本大震災で、

大きな被害が出た大川小で、仙台高裁の判決が出ました。

<大川小津波訴訟>「ハザードマップ至上主義」と完全に決別 防災対策に根底から見直し迫る - 河北新報

 

判決は「ハザードマップの信頼性を独自の立場で検証することが要請されていた」

です。

 

■これは、

ハザードマップを参考にしてもいいけど、

責任なある立場のあなた達は、

独自に考えて、

防災マニュアルを整備しなさい。

 

■この回答を読んで、

これは、まあ、仕方ないかなと

感じました。

 

ハザードマップは、

あくまでも、想定される地震に対しての

被害予想でしかありません。

 

想定される地震、それ以上の地震が発生したら、

想定以上の被害が出ます。

 

ハザードマップは、

あくまでも、参考でしかないのです。

 

ですので、

命を守るためには、

すぐに行動するしかないのです。

 

■大川小学校の事例にしても、

すぐに逃げる行動をとっていれば、

また違った結果になったはずです。