生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

多重防御とは、何だろう?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

国土交通省から

津波防災地域づくり推進計画作成ガイドライン

が発表されました。

http://www.mlit.go.jp/common/001230612.pdf

 

■これは、

青色が、東日本大震災前の津波想定図

ピンクが実際の被害地域です。

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■次につなげなければなりません。

南海トラフ地震は、いつ起こってもおかしくない状態です。

 

何もしない。

そんな選択肢はありません。

 

■被害対策は、一つのことを準備したから、

それで終わりではありません。

 

ガイドラインでは、ハードとソフトの

両面から準備をするように提唱しています。

これが、多重防御です。

一つのことでは、防ぎきれないのです。

 

■今までは、

津波が来ても、防御できるように防波堤を作ります。

これで終わりでした。

残念ながら、

「人の力」では、津波を防ぐ、防波堤は

「現実的」に作れません。

 

■防波堤は、

津波が来た時に、

逃げる時間を稼ぐもの。

そう考えてください。

 

■ハードは防波堤。ソフトは逃げるための方法。

この二つがないと、生き残れません。