生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 在宅避難 生産備蓄の考え

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■大災害が発生した時は、

生活用水が不足します。

そのために、生産備蓄システムを作りました。

 

■これは、生産備蓄システムの

魚水槽と、

野菜の水耕栽培用の水槽です。 

ここに、約2000リットルの水を確保しています。

アクアポニックスの水は、川の水と同じです。

植物が生育し、魚が住んでいる環境と同じです。

生活用水としてそのまま使えますし、

簡単なろ過をするだけで、飲むこともできます。

 

■水を使い切ってしまったら、

トラックにタンクを積んで、浄水場まで

水を取に行きます。

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この水槽で、1000リットルの水を運ぶことができます。

 

浄水場の水は、飲料水としても、生活用水としても使えます。

近場の避難場所にタンクを置いておけば、

簡易給水所として使えます。

 

■すぐ近くに簡易給水所があれば、

時間をかけて、

重たい水を

毎日運ぶことはないのです。

 

■在宅避難では、

行政の支援は行き届きません。

一人一人が、地域の人たちと一緒に

準備をしておく必要があるのです。