生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災農地? 何これ

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■防災農地?

あまり聞きなれない言葉です。

農地を守るためのものでしょうか?

 

■防災農地とは、

都市部の農地を利用した、一時避難所のことです。

 

阪神大震災を契機に、

関西地区で積極的に取り入られて、

最近は関東でも、徐々に増えてきています。

 

川崎市:市民防災農地とは?

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神奈川県川崎市では、79haの農地が、

防災農地として、登録されています。

 

■防災農地は

災害が起こったとき、

一時避難所になるほか、

応急仮設住宅を作るための

場所としても、提供することになっています。

 

宅地開発が行われて、

農地はどんどん減っていますが、

いざというときに、

このような形で、農地が使われることは、

防災担当の農家としては、

うれしい限りです。

 

■ただ、

災害が起きたとき、

農家からの野菜の供給については、

どこの市区町村も協定を結んでいません。

これは、とても残念なことだと

思っております。

ぜひ、地域防災計画の中に

記載すべきです。