生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

燃料輸送 鉄道輸送 その3

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

燃料輸送の続きです。

 

■首都直下地震が起き、

製油所が被害を受けて、稼働を停止した場合、

燃料輸送の主力として

真っ先に考えられるのは、

タンクローリーによる輸送です。

 

ただし、これはかなり無理があります。

 

いままで、首都圏で稼働していたタンクローリーは、

臨海部の製油所で作られた燃料を、

直接、首都圏に運ぶことを目的としていました。

 

それを東海や、東北から運ぶのです。

時間もかかるし、現実的ではありません。

 

■燃料の鉄道輸送

そうなると、鉄道輸送をすることになります。

被害を受けていない路線を選定することになります。

また、被害を受けていたにしても、

そちらの路線を優先することになります。

 

候補として考えられるのは、

東海道本線

東北本線

です。

 

この路線を集中的に復旧させることになるでしょう。

山手線や総武線などは、後回しです。

 

災害が発生したときは、人を運ぶよりも、

物資を運ぶことが優先になります。