生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 防災備蓄倉庫 食料 その3

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

今日は、防災食料の話です。

 

■防災備蓄食料

防災担当の農家は、防災備蓄食料にも、関係しておりました。

 

おいしい防災食などの、高い防災食は、一食材が500円くらいします。

 

一食ではありません。一つのおかずが500円くらいです。

 

高い防災食を入れると、一食、1000円くらいになってしまいます。

 

避難所で、避難者を300人と考え、

それを3日分となると、

2700食、確保しなければなりません。

一食、1000円と仮定して、

一か所、270万円の費用が必要です。

 

とても無理です。

 

さらに

避難所は、一か所ではありません。

少ない市町村で、十数か所、

多い市町村になると、百か所以上の避難所があります。

 

予算が確保できません。

 

■備蓄食料の確保は、難しい。

すべての、避難所に、避難者の三日分の食料を確保するのは、不可能です。

 

いつ起こるかわからない、防災関係の予算は、なかなか増えません。

そして、備蓄食料は、定期的に更新していかなくてはなりません。

 

そして、防災食料の廃棄にもお金がかかります。

 

■本当に、防災食料の、必要数の確保は難しいのです。

 

災害が起きたら、避難所に行く。

このような常識は、変えていかなくてはなりません。