生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 熊本地震 支援物資 その4

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

農閑期なので、ビニールハウスを作っております。

今までと違うビニールハウスなので、いろいろ試行錯誤しながら作っております。

 

さて、

■パッケージ化の課題について

 メリットの多いパッケージ化ですが、課題もあります。

 

 1.パッケージ化することが必要。

 被災地外でパッケージ化をするのですが、パッケージ化するために、時間と場所と人手が必要です。

 

 パッケージ化する場所を用意して、そこに商品を集め、仕分けし、箱詰めして、発送する。

 

 それを、災害が発生してから、短期間のうちに行わなくてはなりません。

 時間との戦いです。

 大災害発生時には、数十万単位の避難者が発生することを考えられます。

 その数をパッケージ化することは、とても困難です。

 

 パッケージ化する時間も必要です。

 パッケージするための時間ロスを考えれば、物をまとめて発送して、現地で仕分ける方が、今のところ現実的です。

 

 2.費用の問題

 被災地以外で、仕分けを行うと、費用が発生します。

(もちろん、被災地で行っても費用は発生していますが、それは、災害対策法の中に含まれます)

 その費用はだれが負担するか。

 これが決まっていないことには、災害対応はできません。

 

 

■パッケージ化の課題と対策方法

 このように、パッケージ化の課題はいくつかあります。

 次回は、その解決方法について、考えます。