生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 熊本地震 避難所 

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

今回の話題は、おせっかいな大阪おばちゃんの必要性です。

 

熊本地震では、たくさんの避難者が出ました。

特に余震が多く、避難所はどこもいっぱいです。

 

避難所では、小さい子供を連れたお母さんたちは大変です。

地震の恐怖、不慣れな環境、知らない大人たち。

子供たちがぐずるのも当然のことです。

 

■そうなると、お母さんは避難所の中に、いられません。

熊本地震発生から数日後、

雨が降る夜に、小さな子供を連れたお母さんが、

避難所の玄関に立っていました。

雨が吹き込む、寒い玄関です。

「そこは寒いでしょう。中に入ったらどうですか」

職員が声をかけます。

「いいんです。私はここでいいんです」

おかあさんは、職員が作業を終えて帰る時にも、そこに立っていたそうです。

 

■周りに迷惑をかけるから、避難所の中に入れない。

特に、子供連れのお母さんたちは、そのようなことを考えます。

 

■しかし、本当にそれでいいのでしょうか。

誰もが、子供のころは、人に迷惑をかけて、大きくなったはずです。

抵抗力の弱い子供が、寒い外にいて、それでいいわけがありません。

そんな時、必要なのが、

おせっかいの大阪おばちゃんだと考えます。

明日に続きます。