生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

大豆の収穫

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■ソーラーシェアリング下の、大豆の収穫をしました。

625㎡で、約100キロほどの大豆が収穫できました。

 

 

 

■写真だと、半分くらいが日陰になっているように見えますが、朝や夕方は、このくらいの影ができます。

設計では、遮光率30%です。

約3割が日陰になります。

日蔭ができると、収穫量が減少するように思えますが、大豆にはほとんど影響がありません。

 

■今年は、種をまいてからしばらく、雨が降らない時がありました。

畑は、カラカラの状態で、芽がなかなか出ませんでした。

それでも、太陽光パネルの下は、乾燥が和らげられるのか、発芽は悪くはなかったように感じます。

 

■すべての植物が、ソーラーシェアリング下で、ちゃんと育つのかどうか。

これはわかりません。

農業は難しいです。

 

畑の性格があります。

気象の状況も変わります。

毎年同じように収穫できるわけではありません。

 

■今まで、いろいろな作物を作りました。

蕎麦は、ソーラーシェアリングには向かないようです。

カボチャも向かないようです。

 

■サツマイモ、サトイモ、落花生、大豆はまったく問題ありませんでした。

通常に作るよりも、品質が良かったようでもあります。

 

■防災担当の農家は考えます。

最近異常気象が多発しております。

その原因の一つが、地球温暖化です。

 

■温暖化の対策としては、二酸化炭素の排出を減らすこと。

ソーラーシェアリングは、発電をしながら、野菜を作ります。

二酸化炭素を排出せずに、二酸化炭素を吸収します。

カーボンニュートラルの上をいく、カーボンマイナスの施設です。

 

地球温暖化を少しでも緩和できる施設であると、考えております。

農業は、環境とともに歩んでいく産業です。

自分のできる範囲で、実行していきます。