生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

災害時に水を運ぶ方法

■大災害で、水道が使えなくなった時、真っ先に困るのが消火用水の確保である。

火事が起きた時に、水がない。

そんな時の対策をいろいろ考えておきたい。

 

災害対策は総力戦になる。

たくさんのアイデアを持っている人が、生き残れるし、人を助けることができる。

 

■水を運ぶのは、意外と大変だ。蛇口をひねれば水が出る生活をしていると、水を運ぶ必要がない。必要が無いから、水を運ぶ道具がない。

常に水を抱えて運んでいるのは、消防車くらいのものだ。

 

■水を運ぶのにはどうすればいいのか。

いくつかある対応策の中で、コンクリートミキサー車を使う方法がある。

生コンを運ぶコンクリートミキサー車であるが、これは水を運ぶことができる。

大災害が起こった時、コンクリートが必要になるとは思えない。

コンクリートミキサー車は約4000リットルの水を運ぶことができる。

これだけの水があれば、十分初期消火ができる。

 

コンクリートミキサー車が運ぶ水は、飲料水としては使えない。

だけど、生活用水として使う分には問題ない。

生活用水があれば、水洗トイレが使える。

避難所の衛生環境を改善することができる。

 

コンクリートミキサー車は水を運ぶことができる。

そのことを知っておいてほしい。