生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 誤報の時の対応

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■防災広報無線で、津波警報が流れました。

  

「いきなり、津波警報か! 津波注意報ではなく、津波警報かよ」

 

その時、自分は夏休みをとっておりました。

私の住んでいるところは、海岸から約3キロ、

10m級の津波が来た場合は、すぐに避難する必要があります。

 

震源域が分かれば、

おおよその到達時間が分かります。

 

■すぐにテレビをつけました。

「ん?」

 

速報も、テロップも流れておりません。

 

スマートフォンを確認します。

非常参集メールが来ておりません。

 

■「あれ?」

災害が起きたら、非常参集メールが届きます。

これはちょっとおかしい

そう感じました。

 

■そうすると、防災無線から、

「ただ今の津波警報は、誤報でした」

そのようなアナウンスが流れてきました。

 

思わず、脱力した一瞬でした。

 

■今回の津波警報誤報でしたが、

いろいろ考えさせられることがありました。

 

非常持ち出し袋が不十分であったこと。

これは、食料等の入れ替えの時期で、

スカスカでした。早急に対応する必要があります。

 

貴重品についても、まとめが不十分でした。

 

誤報であっても、それを利用する心構えが大切です。

肝に銘じた一日でした。

防災 暴風雨災害

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■今回の台風21号は、暴風雨をもたらしました。

特に、

暴風の影響を受けました。

 

■雨、風の影響が

あまりないにもかかわらず、

風の影響を考慮して、電車が運休になるのは、

久々の経験でした。

 

■災害担当者として

暴風の場合は、

あまりやることがありません。

 

大雨であれば、

災害対応として、

道路冠水する場所の確認とか、堤防危険個所の見回りとか、

いろいろあるのですが、

暴風の場合は、

どこで何が起こるかわからないのです。

 

ですので、対応のしようがありません。

 

■一度、

竜巻が発生したことがあります。

 

ただ、

避難勧告とか、避難指示を出すことはありません。

それこそ、

竜巻は、どこで発生するかわからないからです。

 

■防災担当としては、

暴風はほかの災害に比べると、

緊急度合いが下がります。

 

■しかし、(ここからは農家目線です)

農家としては、緊急度が上がります。

 

職場はゆっくりですが、

家ではピリピリする。

そのような状態になります。

 

■何はともあれ、

被害が少ないことを願うしかありません。

 

危機管理 風邪をひきました。

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■夏風邪をひきました。

37度から38度の微熱が続きました。

 

体調が悪くて、

寝ておりました。

 

■これではいけない。

 

もしかしたら、

この体調が悪い時に、

災害が起こるかもしれないのです。

 

■この微熱が続いている状況で、

災害対応ができるのか?

 

災害対応ができたとしても、

風邪のウイルスを、ばらまくことになってしまうのではないか。

 

防災担当者として、反省しなければならないことが

たくさんありました。

  

■災害を止めることはできませんが、

自分の体調管理をすることはできます。

 

自分の体は、自分で守る。

 

それは、

災害などの外からでもあり、

体調を整えておくなどの、内からのものでもあります。

 

■これから、

内と外から対策をとっていきます。

 

防災 インドネシア 地震対策

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

インドネシアでは、

高床式の住宅が多くありました。

 

一階部分は土間になっていて、

壁がありません。

 

2階部分が生活スペースです。

 

熱帯気候では、

そのほうが、過ごしやすいのではないかと思います。

 

■ただ、この形式は、

地震に対して弱いです。

単に柱で支えているだけですから、

地震が来たら、簡単に崩れます。

 

■また、

そのほかの家も、

煉瓦とモルタルを使った、伝統的な家がほとんどです。

 

たぶん、地震が来たら、

崩れてしまうでしょう。

 

■なぜかこのような家で、気にならないのか?

 

それは、インドネシアは「豊か」だからです。

 

■庭に、

ココヤシ、マンゴー、バナナ、いろいろなものを植えてあります。

それが一年中、実をつけます。

 

飢えることはないのです。

 

また、

寒さで凍死することもありません。

 

■餓死することも、凍死することもないのです。

とても豊かな国だから、

これだけ、おおらかに生きていける。

そう考えています。

農業 インドネシア 太陽光発電 カカオ農園

 みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

インドネシア カカオ農園です。

seisanbichiku.hatenadiary.jp

 

カカオの上では、シェイドツリー(日蔭を作る植物)として、

ココヤシ、バナナなどが植わっています。

そして、その下に、

カカオが植えてあります。

 

■熱帯の強い直射日光は、カカオに有害です。

ですので、日陰で育てるように

しているのです。

 

■このシェードツリーの役割を、

太陽光パネルにやらせてみよう。

そう考えたのが、

ソーラーシェアリング カカオプロジェクトでした。

 

■残念ながら、

電気の需要がないので、

今回のプロジェクトは、

途中で終わってしまいました。

トランスもこんな感じです。

電柱が低いです。

 

太陽光発電は、

補助電源としては、有効なのです。

それを端的に表しているのが、

今年の日本の電力事情です。

 

2011年から、

原子力発電所が止まっているから、

夏場は節電要請がありました。

 

しかし今年は

猛暑でも、節電要請がありません。

これは、太陽光発電がどんどん発電して、

いるからです。

 

メインの電源にはなりませんが、

太陽光発電は補助電源として、役に立っているのです。

農業 インドネシア 太陽光発電

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■今回の、

インドネシア視察の主な目的は、

太陽光発電事業の検討でした。

 

■結論は、ちょっと無理だろうな。

そう感じました。

 

■自然条件は、太陽光発電に合っています。

太陽はいっぱいです。

乾季であれば、

いつも太陽が照っています。

 

雨季であっても、

雨が降るのは、一時的で、

ザーと降って、

すぐに止んでしまいます。

 

■ですので、

発電するのには問題ありません。

 

■問題は、

需要があまりないことです。

 

■ほとんどの家のブレーカーは

10Aくらいです。

 

家の中をのぞくと、

電気を使うのは、

電球くらい。そんな家が多いのです。

 

■大型冷蔵庫とか、

エアコンとかは、

ほとんどありません。

 

■電気を使うものが、ほとんどないのです。

ですから、

需要がありません。

 

■そして、

ちょくちょく停電が発生します。

 

ほとんど毎日停電しています。

そのことは、現地では当たり前になっていて、

別に気にも留めません。

 

■そのような現状ですから、

太陽光発電を行うのは、

ちょっと難しいなと感じました。

防災 インドネシア トラブル対策 その2

 みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

seisanbichiku.hatenadiary.jp

 

■トラブル対策

通信手段を複数持っておくこと。

 

たしかにホテルに電話はあります。

 

ただし、街角に公衆電話はありません。

 

スマートフォンがこれだけ広まっているのですから、

街角に、

公衆電話があるとは思えません。

 

 

■やはり、対策としては、

複数の通信機器を持っておくしかありません。

 

今回のトラブルにしても、

もしかしたら、

スマートフォンの本体がおかしくなったのかもしれないのです。

 

そのことを考えると、

予備のスマホを持ち歩くようにすることが、

トラブルを最小限にすることができることであると

考えました。

 

インドネシアは、

ちょっと大きな町に行くと、

フリーのsimが安く売っております。

それこそ、8ギガの容量が390円とかで、

普通に販売しております。

 

そのことを考えると、

予備のスマホをもって、

現地でsimカードを購入することが、

現実的です。