みなさん、こんにちは。
防災担当の農家です。
■田んぼダムが話題になっております。
2018年は、災害の多い年でした。
地球温暖化の影響もあり、台風の発生がとても多く、
多くの洪水被害が発生しました。
■田んぼの貯水能力の有用性については、
昔からいろいろなところで言われています。
■防災担当の農家としては、
田んぼが、防災に結びついてくれれば、とてもうれしい話です。
■ただ、現実的には、なかなかそううまくはいきません。
■なぜなら、
農家からすれば、田んぼは稲を作るところであり、
水を貯めることが目的ではないからです。
■ですから、
わざわざ手間をかけて、田んぼに水を貯めておくメリットがありません。
実際に作業をする農家からすると、
田んぼダムなんてものは、机上の空論で、
自分には何のメリットもない。
そう考える農家がほとんどなのです。
■ですので、昔から田んぼダムは、
出ては消え、出ては消えを繰り返しているのです。
■ただ、田んぼの貯水が有効であるのは、
間違いないので、その運用を考えていくべきであると
考えております。