生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 山の管理。樹木の管理。

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■平成30年7月豪雨災害では、

多くの土砂崩れが、発生しました。

 

それと同時に、

多くの樹木が流れ出し、

川をせき止めるような形で、

水害を引き起こしました。

 

■山に生えている樹木は、

災害を防ぐ効果もありますが、

最近はその効果が、低下しているようです。

 

■それは、

地域の林業が衰退して、

山の管理が、ままならないからなのです。

 

■本来であれば、

山の樹木は一定期間を過ぎたら、

伐採して更新していかなければなりません。

 

しかし、

少子高齢化

木材価格の低迷で、

山林は人の手が入らずに、

どんどん荒れていってしまっています。

 

■そのため、

一度大雨が降ると、

土砂崩れとなり、

樹木が流されて、

流木が、大きな被害を引き起こすのです。

 

■山の中で樹木として伐採すれば、価値を生みますが、

そのままにしておくと、

価値を生まないばかりか、

災害時には、

水害を引き起こします。

 

■確かに一面では、

山林を整備するのは、

ちょっとお金がかかるかもしれませんが、

災害が発生して、

引き起こす被害に比べれば、

微々たるものなのです。

 

■山を守ることは、

防災のために、意味があることなのです。