生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 豪雨災害 どうしよう

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■今回の平成30年7月豪雨では、

ものすごい量の雨が降りました。

 

6月28日から7月8日までの雨量が、

高知県馬路村 1852ミリ

岐阜県郡上市 1245ミリ

佐賀県佐賀市 904ミリ

福岡県福岡市 859ミリ

 

1852ミリだと、大人の男性の身長よりも

多い雨が降ったことになります。

 

■水防計画では、

50年に一回の雨に耐えられるように、

川の堤防などは作ります。

今回の雨は、

それこそ想定外の雨が降りました。

 

■今回の雨を想定して、

水防計画を立てろ、そんなことを言う人が出てくるかもしれませんが、

今回の雨に対応するような水防計画を立てようとすれば、

それこそ、市街地の真ん中に

水防用の遊水地(雨を一時的にため込むもの)を

東京ドーム何個分の単位で作らなければなりません。

 

■いくら、川の堤防を強化しても、

川を流れて、海に行くよりも、

上から降ってくる雨の量が多いのです。

 

■とても、人が対応できる範囲を超えています。

 

そんな時にできることは、

逃げることしかありません。

 

■水害で逃げるためには、

早めの行動しかありません。

自分が地盤の低いところ、

あるいは、水が集まってくるところに住んでいる場合は、

「すぐに逃げる」ことが重要です。