生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

熊本地震 避難所問題

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

熊本地震の時は、

避難所が、過密状態になりました。

 

■これは、当初計画していた避難所が被災し、

代替え施設として使える施設の情報収集や、

破損個所の補修、環境整備に時間がかかったからです。

 

■特に、

熊本地震の場合は、

ガラスの破損が大きく、このため、

避難所として使えない施設が多くありました。

 

■そのため

車中泊やテント泊が多くなり、

発災後2週間を過ぎても、避難者の把握ができない状態でした。

 

■避難者の把握ができないと、

救助計画を立てるのが難しくなります。

 

今までの経験から、

このくらいの地震がこの地域で起こったら、

どのくらいの範囲の家が被害を受けて、

避難者がこのくらい発生する。

そのようなシミレーションはできます。

 

どこの行政にも、そのようなシステムは入っております。

ただ、熊本地震の場合は、

震度7地震が2回ある、予想外の結果になったため、

今までの経験が全く役に立ちませんでした。

 

明日に続きます。