生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災は後回し、その理由は?

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■いろいろな人に話を聞いていると、

防災の準備をできない「理由」が

見えてきます。

 

■絶対に必要だとみなさんが思っています。

 

ただ、

防災の準備をするのは「面倒」だ。

災害が起こらなかったら準備したものが「無駄だ」。

防災用品は「高い」。

防災は「行政がやるもの」。

 

このような話がよく出ます。

 

■その結果、

何かあったら、避難所へ。

そのように考える人が多くいます。

 

イソップ童話にアリとキリギリスの話があります。

アリは、冬に備えて、一生懸命、食物をため込みます。

キリギリスは、冬に備えることなく、その日その日を楽しく過ごします。

やがて冬が来て、

アリは、ため込んだ食料で、快適に暮らすことができますが、

キリギリスは、冬の寒さで死んでしまいます。

 

■災害時には、

同じようなことが起こります。

7日分、せめて3日分の災害用の物資を

保管しておくだけで、

避難所に行くのではなく、

自分が今いる場所で

生活していくことができるのです。

 

災害の準備は、 「面倒」「無駄」「高い」「行政(他人)」とは思わすに、

自分の生きるすべと思って、やってほしい。