生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 ブロック塀対策(その3)

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

 

■ブロック塀の近くにいるときに

地震が起きたらどうするのか。

 

■走って逃げれば、逃げられるでしょうか?

逃げられません。

強い地震が来た時は、

そもそも立っていられません。

走るなんて不可能です。

 

■ブロック塀は、軽いと聞いたけど

ブロックの一つの重さが、10kgです。

これが、7段くらい積んであります。

おおよそ

ブロック塀1mで、約200キロにもなります。

 

それが、地震の揺れで立っていられない人の上に

倒れこんできて、

無事でいられるでしょうか。

 

■結局

ブロック塀には近づかないことが

一番です。

 

■特に、

小さな子供たちの通学路に

ブロック塀があってはなりません。

通学路を変えるか、

あるいは、

ブロック塀を生け垣にするか、

そのような対策が必要になります。

 

いまだに、ブロック塀の近くで、

地震が起きたら、素早く逃げる

そんなことを書いている防災本がありますが、

それは間違いです。

 

■ブロック塀には近づかない。

あるいは、

生け垣に変えてもらう。

これが正解です。