みなさん、こんにちは。
防災担当の農家です。
地域の人と話をしていると、
災害対応は、行政がやるもの。
「すべてを完備をした、分かりやすいマニュアルを、すぐに作れ」
声の大きい人がいます。
自分たちは、
「はい、わかりました」
となります。
だけど、防災部門は激務ですから、
マニュアルを作る時間がありません。
仕方がないので、
予算を取って、マニュアル作成を依頼します。
防災マニュアルを作るコンサルタントがあります。
いろいろな地域の防災マニュアルを作っていますから、
「すべてを完備した、とても分かりやすく、きれいなマニュアルができます」
ただし、すべてを完備した、とても分かりやすい、きれいなマニュアルは、
実際には使えません。
マニュアルを作る時、コンサルタントは図面上で作ります。
数字データーは、公表されている数字を使います。
そこに問題が起こります。
避難経路とされた道路を歩いてみると、
「道幅が狭く」危険。
書類上、この地域に住民は500人いるけど、
実際に住んでいる人は、300人ちょっと。
歩いてみたり、
住んでいる人に話を聞けば、分かることですが、
コンサルタントはそこまでやりません。
いろいろなところから、マニュアル作成を依頼されていて、
コンサルタントは、忙しいのです。
明日に続きます。