みなさん、こんにちは。
防災担当の農家です
前回は、情報収集提供の拠点について話しました。
今回は、私の行っている、生産備蓄システムをについて話します。
■生産備蓄システム
生産備蓄システムは、
避難者に野菜と水を提供する物資供給場所、
そして、
情報の収集提供拠点と物資の受け取りを組み合わせたものです。
指定外避難所が問題になるのは、避難者の情報を行政が把握できないこと。
そして、行政が避難者に対して、情報を伝えられないこと。
さらに、物資の受け渡しができないことです。
避難所には、管理者がいることが前提になっているので、どうしようもありません。
■生産備蓄システムの対象とする避難者は、
ライフラインが途絶したけど、自宅にいる在宅避難者。
車で避難している車中泊避難者。
テントで避難している避難者。
など、
衣食住のうち、衣住の部分を何とかできる人たちです。
生産備蓄システムは、主に情報と食料を、避難者に提供いたします。
ただし、あくまでも生産備蓄システムは、指定避難所の機能を補完するもの。
指定避難所にはなりません。
指定外避難所の避難所外避難者、
決められた場所以外に避難している人も、支援の手を差し伸べます。
その課題を解決するために、生産備蓄システムはあるのです。