生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

防災 ドローン避難誘導

みなさん、こんにちは。

防災担当の農家です。

このところ、急に寒くなりました。

朝の畑は、霜で真っ白です。しばらく、農作業はお休みです。

 

■ドローンで避難誘導をする実証実験が始まりました。

www.nikkeibp.co.jp

 

来るべき災害に向けて、いろいろな方法を積み重ねていくことが大切です。

新しい技術を防災分野に生かしてほしいと考えています。

 

■防災 新技術、取り入れの課題

新技術を防災に取り入れるためには、いくつかの課題があります。

 

それは、災害が起きてみないと、実際の対応ができない。ことです。

 

技術は、現場で使ってみて、不具合を発見し、それを検証・修正してを、繰り返して進歩します。

 

大災害は、毎月起こるわけではありません。

毎年起こるわけでもありません。

 

いつどこかで起こることは間違いないけど、どこで起こる変わらない。

 

■検証ができない。

使ってみて、不具合を発見し、それを検証・修正する、このサイクルが回りにくいのです。

 

災害対策本部には、昔の最新鋭機種(今の旧型)がたくさんあります。

確かに昔は便利でした。

しかし今はスマホのほうが高機能で簡単。

 

昔の最新鋭機種(今の旧型)は、機能がたくさんあって、集計が簡単。

 

だけど、入力の手順が複雑で、入力に時間がかかる。

操作方法を知っている人間がいなくなってしまって、使い方がよくわからない。

 

こんなことが起こります。

 

防災訓練はやりますが、それでも、実際に災害が起こったときには、また違った問題が起こるのです。

 

東日本大震災の時は、いろいろ問題をつぶしながら、本部運営を行いました。

 

新技術の導入は、人とセットで行うことが必要です。

そして、人はいなくなってしまうものです。

 

ですので、現場からすると、新技術の導入は喜ばしいのですが、気が重いのです。