生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

国が変われば、非常口も変わる。

国が変われば、非常口も変わる。

 

みなさんこんにちは。

防災担当の農家です。

 

■海外旅行で、ホテルに到着したとき、みなさんは非常口の確認をしますか?

せっかく旅行に来ているのに、そんなことまでしたくないと思う人が、多いのではないでしょうか。

 

■ホテルには必ず、非常口を取り付けることになっています。

だだし、それがちゃんと機能するかどうかは、試してみないとわかりません。

また、国によっては、ドアの開け方に特徴があったりします。

 

■アメリカ ハワイで実際にあった話です。

ホテルに泊まって、一息入れたとき、じりじりじりと非常ベルが鳴り響きます。

何が起こったのかわかりませんが、とにかく、貴重品を持って、廊下に出ます。

非常口を探して、右往左往。

ようやく非常口を見つけて、ドアを開け、階段を下りていきます。

 

■宿泊したのは26階。

階段を下りても、下りても、なかなか1階にたどり着きません。

ようやく1階にたどり着いたら、もうへとへとです。

 

■宿泊客が騒いでいます。

ドアノブをガチャガチャ動かし、ドアをどんどん叩いています。

非常階段から外に出るための、ドアがあかないのです。

 

■みんながパニックになりかけたとき、一人のアメリカ人が出てきて、ドアに手をかけて、ガチャンとノブを押し込みます。まだ開かない。そしてもう一つ、ガチャンと押し込みました。

そうしたら、ドアが開きました。

「Go Away」

その声を聴いて、みんな大急ぎで、外に出ました。

 

■ホテルから外に出る非常口には、防犯のため、2重ロックがかかっていました。

そのことは、ホテルの非常口説明書に書かれていたのですが、集まった宿泊客は誰も読んでいなかったようです。

 

■非難するための手順を確認することは、大切です。

その国によって、いろいろ特徴があります。

生き残るために、ちょっとだけ、知識を持っていることも重要です。