みなさん、こんにちは。
防災担当の農家です。
■東日本大震災では、燃料の確保に苦労しました。
前回、製油所、油槽所の停止期間について、話をしました。
今回は、ガソリンについての説明です。
■車の燃料として思い浮かぶのは、ガソリンではないでしょうか。
ほとんどの乗用車が、ガソリンで走ります。
最近は電気自動車も増えてきてはいますが、その数はほんの少しです。
■乗用車の燃料がガソリンであることが、非常時の燃料供給を難しくしています。
ガソリンスタンドでの燃料比率は、ガソリン1/2、軽油1/4、その他1/4くらいが多いです。
何もなければ、これで十分回ります。
■しかし、何かが起こったとき、みんながガソリンを確保しようと買いだめに走ったとき、問題が発生します。
ほとんどの乗用車が、ガソリンであるため、すぐにガソリンがなくなります。
ガソリンスタンドが、燃料を発注しようとしても、製油所、油槽所は動いていません。
■それなら、ガソリンを多めに備蓄しておけばいいのではないかと思われますが、最近の車は燃費が良くて、あまりガソリンを使いません。
ハイブリットや軽自動車はリッターあたり20キロ以上走ります。
さらに車の保有台数はだんだん減ってきています。
ガソリンの消費量は減ってきているのです。
■このような状態では、ガソリンをたくさん持っていることは、ガソリンスタンドとしては、大きなリスクになります。
だから、必要以上にガソリンを持つことはしません。
■乗用車の燃料のほとんどがガソリンだから、ガソリンがすぐになくなる。
これは、日本の車の種類を考えれば、当然のことなのです。
■大地震が起こったとき、乗用車の燃料を確保するのは、大変です。
だから、皆さん、普段から、早め早めに燃料を入れておいてください。