生産備蓄 (防災担当の災害対策ノート)

兼業農家の防災担当者が、農業と災害対策について語ります。

ブログの開設にかける想い

■みなさん、こんにちは。


NPO法人生産備蓄サポート」の佐久間です。


防災担当の農家として、災害が起きても笑顔で生き残るためのシステムを創っています。


数々の失敗を繰り返しながらも、たくさんの方の応援に支えられ、ようやく想いがかたちになったと考えております。

 

■今日は、このブログにかける想いを書かせてもらいます。


アクアポニックスというシステムがあります。


アクアポニックスは、魚の養殖と野菜の水耕栽培をつなげたものです。完全循環型システムで、都心の小さな場所でも設置することができます。

普通の魚の養殖は、魚の排せつ物のため、水が汚れてきます。魚の健康を保つために処理をしなくてはなりません。

普通の野菜の水耕栽培は、野菜栽培して使い終わった養液を処理しなくてはなりません。

この魚の養殖と野菜の水耕栽培をつなげてしまうと、あら不思議。

魚の排せつ物は、微生物に分解されて、野菜の肥料になります。野菜が肥料分を吸収してきれいになった水は、魚の水槽に戻ってきます。


■循環型のシステムが出来上がります。

これは小さいながらも、地球の循環を再現したシステムです。

自然の循環を再現したシステムですから、かなり強固なシステムです。

そして効率が良いので、都市部の狭い場所でも設置することができます。


■防災担当の農家は考えます。

これ、防災に有効なのではないか?

大災害が起こったとき、野菜を供給することができるし、水を提供することができる。

このシステムは、農薬や化学肥料は使えません。使うと魚が死んでしまうからです。ですから与えるのは、魚の餌だけです。

そして水も安全です。もし、変なものが入ってきたら、魚が死んでしまいます。

無農薬、無肥料の野菜が収穫でき、生活用水として使える水が確保できる。


■これは、避難所で使える!!

 

アクアポニックスを使った、生産備蓄を多くの人に知ってもらい、大災害が起きても笑顔で生き残ってもらえることが、自分の使命であると感じています。


ブログの大半は、防災関係の記事になりますが、防災担当の農家として農作業の様子なども織り交ぜていきます。


どうぞご期待下さい。